2024年度 講演会

ブラッドリー・シェーファー博士に聞く「歴史天文学の最前線」

講演会概要

過去に起こった天文現象の記録は、文献のみならずあらゆる形で残されています。これらを読み解いてわかることは、現代天文学にどのように寄与するのでしょうか。歴史天文学の第一人者ブラッドリー・シェーファー博士に講演してもらいます。
英語による講演会です。一部、通訳・解説があります。
また、市民科学者が活躍してきた信州における天文観測の資料アーカイブについての発表もあります。

チラシ

ブラッドリー・シェーファー博士に聞く「歴史天文学の最前線」のチラシ

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基本情報

日時2024年9月28日(土)10:00-12:00
会場

茅野市八ヶ岳総合博物館(長野県茅野市豊平6983)

料金:通常入館料(大人310円、高校生210円、小中学生150円)

プログラム

10:00-10:10
「長野県は宇宙県」連絡協議会会長 大西浩次「長野県は宇宙県」の天文史資料調査
10:10-10:20
諏訪清陵高校天文気象部 諏訪清陵高校三澤文庫について ※英語
10:20-12:00
Bradley Schaefer博士講演「Frontier of Historical Astronomy: What we can learn from historical records for Astrophysics(歴史天文学の最前線: 歴史文献から天体物理の何がわかるか)」※英語

通訳・解説:早川尚志(名古屋大学宇宙地球環境研究所特任助教)

参加費 入館料

講師

Bradley Schaefer博士(ルイジアナ州立大学名誉教授)

[講師紹介]

ブラッドリー・シェーファー博士(ルイジアナ州立大学名誉教授)
天体物理学者。1983年、マサチューセッツ工科大学で博士号を取得。Ia型超新星の赤方偏移のデータを用いて宇宙加速膨張の検証に取り組んだ国際的なチームの一員で、ダークエネルギーの発見に寄与。2011年にノーベル物理学賞が贈られたソール・パールマッター氏らと行われた研究である。
グルーバー宇宙論賞(2007)、基礎物理学ブレイクスルー賞(2015)など受賞。また、紀元前の天文書や古代暦、遺跡・彫刻などに見られる天体観測の記録から当時の天文知識や観測精度を検証しようとする歴史天文学をはじめとし、歴史資料と天体物理学を融合させた研究を幅広く行う。